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脳みそ固めて嬉しがるわたし

旅行、マイル,投資、統計学など

SFC修行を始める前に覚えておきたいこと

SFC修行を始める前に。

SFC修行って、飛行機に乗るときだけでなく、計画している時間も楽しいですよね。どうしたら効率良く、低予算でプレミアムポイント(PP)を獲得できるのか、時刻表や獲得PP、航空券代を並べて考える時間はパズルみたいで、とても楽しかったです。

しかし、修行を計画し始めたときは飛行機に乗るには年に数回程度。航空券代の常識が無く、そのせいで修行の全体像がわからなかったのでいろいろと回り道をしてしまいました。今回は、SFC修行初心者の方が修行を始める前に、抑えておくべきポイントをご紹介します。

ハイシーズン・ローシーズンを見極める。

SFC修行を低予算で完了しようとすると、PP単価と呼ばれる指標が重要となります。PP単価は「航空券代金÷得られるPP」で計算されます。一般的に、陸マイラーの世界では、PP単価が10円を切ると効率が良い修行であるとされています。得られるPPは区間及び搭乗クラスの組み合わせにより、時期にかかわらず固定されますので、いかに航空券代を抑えるかがSFC修行効率化の鍵となります。

飛行機を自分で予約する方はご存知かもしれませんが、おおよそ1年を通して航空券代金は以下のように推移します。連休や、目的地(北海道や沖縄など、寒暖がはっきりしている場所)に応じて変化しますが、概ね同様です。詳細な航空券の価格が知りたい方は、ANAの公式サイトより、運賃届け出一覧を参照することをおすすめします。
運賃の設定・変更についてのお知らせ|ご予約/旅の計画|国内線航空券予約・空席照会|ANA


1. 正月明け~3月
正月明けから2月は航空券が安いローシーズンの時期です(正月は最も航空券が高い時期の一つですので、ご注意ください)。前年から十分に計画している陸マイラーの方は、この時期に修行を完遂(解脱)しようとします。大学生など、時間に融通の聞く人であれば、年明けの時期を狙うのが良いでしょう。3月以降は航空券が徐々に高くなっていきます。

2. 4上旬~ゴールデンウィークまで
正月明けほどではありませんが、ゴールデンウィーク前までは、比較的航空券が安い時期です。1年の前半で解脱しようと考えている人は、この時期でもまだ間に合います。

3. ゴールデンウィーク明け~6月

ゴールデンウィークは、日本ではもっとも旅行者が多いシーズンの1つです。そのゴールデンウィーク明け~6月は連休がなく、さらに梅雨の時期とも重なります。旅行の目的地が天候に左右されないようであれば、おすすめの時期です。

北海道は梅雨がなく、このシーズンでは他の地域に比べて航空券の金額が高くなる傾向があります。

4. GW明け~8月
夏休み等のハイシーズンに向けて価格がどんどん上昇していきます。特にお盆は一年で最も航空券の価格が高くなる時期で、そもそも予約することができません。
8月:夏休みとお盆で最も価格が高くなる時期です。
9月から11月:夏ほどの価格ではなくなり、少しずつ価格が下がり始めます。
12月:一気に価格が下がり、驚くべきPP単価を実現する路線が現れます。

5. 9月~11月
超ハイシーズンの8月、比較的大型の連休となりやすい9月が過ぎた10月あたりは、航空券が安くなります。

6. 12月
12月はローシーズンとなります。PP単価的には狙い目ですが、12月が修行の期限ということを考えると、あまりぎりぎりまで引っ張るのは考えものです。もしPPの計算ミスで、プラチナサービスに到達できないことが判明した場合、直近の航空券を予約することになってしまい、割引なしの航空券を泣く泣く購入する必要があるからです。なお、年末は正月と同じように価格が高くなりますので、ご注意ください。

以上より、余裕を持って修行を計画できるのであれば、1月から3月にまとめて修行を終わらせてしまうのが効率が良いということになります。もしスタートが出遅れてしまった場合や、ポイントサイトでのマイル獲得までにタイムラグがある場合は、国内のシーズンに左右されにくい国際線の修行を考えるのも手です。

出発時間によって価格が異なることを理解する

航空券代は需要と供給から決定されます。多くの人が利用する7時~9時発の便は価格が高く、早朝6時発や深夜着の便は価格が安くなります。場合によっては2倍以上価格差がある場合もあります。翌日仕事などを気にしないで良い方は、早朝や深夜を狙うとPP単価を抑えられます。修行をしている実感もありますので、一度はおすすめです(笑)。

航空券の種類を理解する

国内線でPP単価を抑える上で、最も価格的な効率が良いのは「旅割75」です。しかし、獲得できるPPが少ないため何度も飛行機に乗らなければならず、私のように腰痛持ちの人には体力的に避けたほうが良い場合があります。そのときは多少PP単価の効率を落としてでも、獲得できるPPが多く、価格と快適さのバランスが釣り合う航空券を探すことになります。私の場合は修行僧御用達の区間ですが、「羽田~沖縄の旅割28(OKAタッチ)」を中心に修行しました(OKAタッチの記録は別記事にする予定です)。

結局実現できるPP単価はどれくらいなのか?

シーズン、航空券の種類を理解したところで、結局はどれくらいのPP単価が実現できるのでしょうか?理論上は6~7円/PPも可能ですが、特別なセールや区間でない限り、国内線では8~9円/PPが良いところでしょう。つまり、全てのPPをSFC修行で貯めようと思った場合、少なくとも8×50,000=400,000円は出費を覚悟しないといけないということです(もっとも、ポイントサイトでマイルを稼いでいる人は問題となりませんが)。

しかし、国際線だと事情は少し変わってきます。先輩マイラーさん達により、PP単価5~6円/PPとなる区間が存在することが知られているのです。まず、アジア路線は他の路線よりも区間基本マイルに対して得られるPPが1.5倍となりますので、効率が良くなります。さらに、同じ区間でも、始発を日本にした場合と外国にした場合で航空券代金が異なるという性質を利用し、さらに提携航空会社のお得な便を予約することで、劇的にPP単価を下げることが可能となります。PP単価5.8円/PPとなるKULタッチについては、別記事で記載する予定です。

SFC修行の基本中の基本を書いてきましたが、前述のように、価格的な効率だけを重視できない場合もあります。すると結局は、多くの先輩陸マイラーさんが利用されている、OKAタッチやSINタッチに落ち着く、というのが修行を行った感想です。やはり先人の知恵は大切です。

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